歯の変色の原因
歯の変色の原因は、内因性のものと外因性のものに分けられます。
外因性のもの
・タバコや葉巻のヤニの付着
・色素の付いたもの(コーヒー、紅茶、緑茶、赤ワイン、コーラ、カレー、ケチャップなど)を口に入れる→歯の表面に色素物質が入り込みやすくなる
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内因性のもの
・加齢によるもの
・投薬によるもの
・神経を抜いた場合
・詰め物や金属による歯の変色
外因性のものの場合、自分自身が注意をすることで、歯の変色を防ぐことができます。
クリーニングは必要なのか
自分で歯磨きをしっかりとしていれば、クリーニングをする必要はないと思われる方もいますが、定期的なクリーニングは必要です。
なぜなら、毎日しっかりと歯磨きをしていても、歯ブラシが当たっていない場所が必ずあるからです。歯ブラシで磨けるのは、歯全体の半分ほどともいわれています。
磨けていない部分をプロにしっかりとクリーニングをしてもらい、表面の着色汚れをとることで、白い歯を維持することできます。
歯の黄ばみが気になる方、歯を白くしたいと思っている方は、まずはクリーニングを試してみましょう。
クリーニングについて
歯のクリーニングには色々な方法があります。美しい白い歯は口元を明るくし、清潔感を与え、周囲の人の好感度も上がります。美容院と同じように月1回メンテナンスをし、綺麗な歯を維持しましょう。
PMTC
歯科衛生士が専用の器具を使って歯のクリーニングをします。
スケーリング
専用の器具を用いて、歯周ポケットにできた歯石を除去します。歯石や歯垢が付着しにくくなり、むし歯リスクを減らすことができます。
ブラッシング指導
染め出し用の赤い液を使用し、お口の状態や歯並びに合わせたブラッシング方法を歯科衛生士が指導します。その人の口腔環境に適した歯ブラシや歯間ブラシ、歯磨き粉、フロスなどの選び方や使用方法もアドバイスいたします。
クリーニングとホワイトニングの違い
毎日の歯みがきでは落ちにくい汚れを除去してくれるのが、歯のクリーニングです。
茶渋やタバコのヤニ、カレーなどの色素(ステイン)は、歯の表面に付着し、歯のくすみや黄ばみとなり、不潔な印象を与えてしまいます。
付着したステインを綺麗に取り除くことで、クリーニング後は歯の表面がつるつるし、艶と輝きがでます。
PMTCについて
歯科衛生士が専用の器具を使って行う歯のクリーニングです。歯磨きだけでは落とせないバイオフィルム(歯の表面の細菌)や、歯と歯の間の汚れを除去することができます。また歯の表面を磨くことで、汚れをつきにくくすることができます。
PMTC(専門家による歯のクリーニング)について
大切な歯を守るためには、ご自宅で行う歯磨きケアはもちろんのこと、専門の衛生士による定期的なクリーニングを受けていただくことが、歯の健康に繋がります。
PMTCは、専用器具を使ったプロによる歯のクリーニングです。歯の表面のざらざらした汚れや、歯周ポケット内側の歯の根の表面に付着している歯石・バイオフィルムを、取り除くことができます。除去後はフッ素入りジェルで、歯のコーティング&トリートメントをするため、PMTC後は歯の表面がつるつるします。また、口腔内の除菌効果もありますので、むし歯や歯周病予防にも最適です。
バイオフィルムは、細菌が好むタンパク質の膜のことで、この膜が歯の表面につくと、むし歯や歯周病の原因となります。むし歯になりやすい方、歯石を取りたい方などは、ぜひ一度PMTCをお試しください。
PMTCの治療手順
1問診・検査
現在の、口腔内の状態を確認させていただきます。生活習慣や嗜好品などもお聞きします。
2染め出し
歯の汚れている箇所を染め出し、プラークなどの付着状態を調べます。磨き残しが多い部分はブラッシング指導を行います。
3歯石・歯垢除去
歯石・歯垢除去・染め出しの結果をもとに、専用の器具を用いて、歯の汚れを徹底的に綺麗にしていきます。
歯肉の中や歯の表面についた歯石を、器具や超音波スケーラーで取り、プラークを除去する機械で、歯面、歯間、歯肉ポケットを掃除します。
4着色除去
コーヒーやタバコなど、表面の着色汚れを機械で落とします。
5研磨
歯の汚れを除去したら、フッ素入りのペーストを用いて、専用のブラシで1本1本丁寧に磨いていきます。
6コーティング・トリートメント
洗浄・フッ素塗布・歯の表面についた研磨剤を十分に洗い流し、むし歯を予防する効果のあるフッ素ジェルを使って、歯と歯の間や表面を1本ずつ丁寧に磨きます。歯の表面を滑らかにすることで、プラークが再び付着するのを防止します。
7オゾニトロン
ご要望により、オゾニトロンを使ったオゾンガスによるお口全体の殺菌も行なっております。